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ファーストエアー株式会社のよもやま話~適切な対処法~

皆さんこんにちは!

ファーストエアー株式会社の更新担当の中西です!

 

さて今回は

~適切な対処法~

ということで、換気設備の不具合発生時における適切な対処法を具体的なステップでご紹介します。

 

換気設備は、住宅・店舗・工場などあらゆる建築物で「空気の質と快適性」を保つために欠かせないインフラ設備です。万が一トラブルが発生した場合、正しい手順で迅速に対処することが、住環境の安全と信頼維持に直結します。


◆ ステップ1:不具合の兆候を的確に把握する

✅ ユーザーからの情報収集

  • 「風が出ない」「音が大きい」「臭いがする」などの主観的な症状を聞き取る

  • 発生時期・頻度・時間帯などを詳細に確認

✅ 視覚・聴覚での初期確認

  • ファンが回っているか、ランプ点灯状態

  • 吸気・排気口の開閉状況、外部異物の付着

  • 異音や振動が発生していないかを五感で確認


◆ ステップ2:原因の特定に向けた基本点検

点検項目 内容
フィルターの詰まり 目視・取り外しによる汚れ確認
ファンモーターの状態 回転音・熱・回転速度のチェック
風量測定 風速計により換気能力の確認
電源・配線の確認 ブレーカー、タイマー、スイッチ系統
ダクトの閉塞や折れ 点検口またはスコープ使用で確認

◆ ステップ3:応急処置と修理判断

● 軽微な不具合の場合

  • フィルター清掃または交換

  • ネジの緩みや振動部分の固定

  • 電源リセットによる復旧(タイマー誤作動)

● 修理が必要なケース

  • モーターやファンの異常(焼損・過熱)

  • コントロール盤・基板の故障

  • 通気設計の根本的ミス(給気不足・逆流)

▶ 修理に着手する際は「メーカー名」「型番」「設置年」の確認が重要


◆ ステップ4:再発防止の対策とアドバイス

再発防止策 内容
定期清掃の推奨 半年~1年ごとのフィルター・ファンの清掃
部品交換の目安周知 モーター:約10年、フィルター:半年~1年で交換
居住者への正しい使い方案内 給気口をふさがない・常時運転設定の説明
通気バランスの見直し 空調・換気・気密性能のバランス確認と設計提案

◆ プロの視点で注意すべきポイント

  • 外気温と湿度の影響:冬場に吸気が弱まるケースあり

  • 構造的な干渉:壁内の断熱材・配線との干渉で風量減少

  • 第三者施工のミス補修:他業者による施工ミスの補完も視野に


換気設備の不具合は、対応の遅れが住環境の悪化や健康リスクに直結します。小さな違和感を放置せず、早期の診断・対処がカギを握ります。とくにファンやダクト内はユーザーが直接確認できないため、定期的な専門業者による点検と整備が不可欠です。

 

ファーストエアー株式会社ではより安全にお客様にお使いいただくために細心の注意をはらい作業を行っております!

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