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月別アーカイブ: 2025年6月

ファーストエアー株式会社のよもやま話~適切な対処法~

皆さんこんにちは!

ファーストエアー株式会社の更新担当の中西です!

 

さて今回は

~適切な対処法~

ということで、換気設備の不具合発生時における適切な対処法を具体的なステップでご紹介します。

 

換気設備は、住宅・店舗・工場などあらゆる建築物で「空気の質と快適性」を保つために欠かせないインフラ設備です。万が一トラブルが発生した場合、正しい手順で迅速に対処することが、住環境の安全と信頼維持に直結します。


◆ ステップ1:不具合の兆候を的確に把握する

✅ ユーザーからの情報収集

  • 「風が出ない」「音が大きい」「臭いがする」などの主観的な症状を聞き取る

  • 発生時期・頻度・時間帯などを詳細に確認

✅ 視覚・聴覚での初期確認

  • ファンが回っているか、ランプ点灯状態

  • 吸気・排気口の開閉状況、外部異物の付着

  • 異音や振動が発生していないかを五感で確認


◆ ステップ2:原因の特定に向けた基本点検

点検項目 内容
フィルターの詰まり 目視・取り外しによる汚れ確認
ファンモーターの状態 回転音・熱・回転速度のチェック
風量測定 風速計により換気能力の確認
電源・配線の確認 ブレーカー、タイマー、スイッチ系統
ダクトの閉塞や折れ 点検口またはスコープ使用で確認

◆ ステップ3:応急処置と修理判断

● 軽微な不具合の場合

  • フィルター清掃または交換

  • ネジの緩みや振動部分の固定

  • 電源リセットによる復旧(タイマー誤作動)

● 修理が必要なケース

  • モーターやファンの異常(焼損・過熱)

  • コントロール盤・基板の故障

  • 通気設計の根本的ミス(給気不足・逆流)

▶ 修理に着手する際は「メーカー名」「型番」「設置年」の確認が重要


◆ ステップ4:再発防止の対策とアドバイス

再発防止策 内容
定期清掃の推奨 半年~1年ごとのフィルター・ファンの清掃
部品交換の目安周知 モーター:約10年、フィルター:半年~1年で交換
居住者への正しい使い方案内 給気口をふさがない・常時運転設定の説明
通気バランスの見直し 空調・換気・気密性能のバランス確認と設計提案

◆ プロの視点で注意すべきポイント

  • 外気温と湿度の影響:冬場に吸気が弱まるケースあり

  • 構造的な干渉:壁内の断熱材・配線との干渉で風量減少

  • 第三者施工のミス補修:他業者による施工ミスの補完も視野に


換気設備の不具合は、対応の遅れが住環境の悪化や健康リスクに直結します。小さな違和感を放置せず、早期の診断・対処がカギを握ります。とくにファンやダクト内はユーザーが直接確認できないため、定期的な専門業者による点検と整備が不可欠です。

 

ファーストエアー株式会社ではより安全にお客様にお使いいただくために細心の注意をはらい作業を行っております!

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ファーストエアー株式会社のよもやま話~不具合の特徴~

皆さんこんにちは!

ファーストエアー株式会社の更新担当の中西です!

 

さて今回は

~不具合の特徴~

ということで、換気設備における不具合の特徴現場で注意すべきポイントを詳しく解説します。

 

近年、住宅・オフィス・施設の「換気性能」への注目が高まる中で、換気設備の不具合が室内環境に与える影響は無視できません。換気は空気の入れ替えを通じて、快適性・健康・建物保全に関わる重要な設備です。


◆ 換気設備における主な不具合の特徴

1. 風量不足・吸排気不良

  • 症状:窓の結露増加、部屋の湿気・臭いが取れない

  • 原因

    • フィルターの詰まり

    • ファンモーターの劣化や回転不良

    • 吸排気口の閉塞(外部ゴミ・虫の侵入)

2. 騒音・異音の発生

  • 症状:「ゴー」「キーン」といった連続音・異常音

  • 原因

    • ベアリングの摩耗

    • ダクトの共振・取り付け不良

    • 吸込口付近の異物(ビニール片など)

3. 臭気逆流・負圧障害

  • 症状:他の部屋やトイレから臭気が漏れる

  • 原因

    • 給気量と排気量のバランス不良(特に機械換気)

    • ドアの気密性過剰により給気不足

    • 給気口の閉塞

4. 換気停止・完全故障

  • 症状:スイッチを入れても風が出ない

  • 原因

    • 電源系統の断線・タイマー誤動作

    • 制御盤・リレーの故障

    • モーターの焼損


◆ 不具合が引き起こすリスク

リスク内容 説明
室内空気の質の低下 ホルムアルデヒド、二酸化炭素、粉じんの蓄積
カビ・結露の発生 湿気がこもることで建材や家具にも影響
感染症リスクの上昇 換気不良により空気中ウイルスが滞留しやすくなる
火気設備との干渉 給気不足による不完全燃焼や逆火

◆ 現場での点検・対応ポイント

✅ 1. 定期点検の実施

  • フィルター清掃:3ヶ月〜6ヶ月に1回

  • ファンの動作確認とベルトの張り点検

  • 風量測定器での吸排気能力チェック

✅ 2. 設計バランスの見直し

  • 給気と排気の適切な風量設定(全熱交換器の能力確認)

  • 居室ごとの用途と換気量の整合性確認

✅ 3. 施工上の配慮

  • ダクト接続部の気密確保(テープ・コーキング処理)

  • 異径接続・曲げ角度の調整で風切り音を防止

  • 点検口の確保によるメンテナンス性の確保


◆ 不具合を防ぐための注意点

項目 注意点
機器選定 使用空間の規模・用途に合った容量選び
フィルター管理 品質の高い交換フィルターを使用し、交換周期を守る
住まい手への説明 給気口のふさぎ禁止・運転の必要性を理解してもらう
機器更新時期 10年を超える設備は更新検討が望ましい

換気設備の不具合は、目に見えにくい分、深刻な問題に発展することがあります。とくに「空気の質」は健康や快適性に直結するため、日常のメンテナンスとプロによる点検が不可欠です。新築・リフォーム問わず、設計からアフターケアまで一貫した対応が求められます。

 

ファーストエアー株式会社ではより安全にお客様にお使いいただくために細心の注意をはらい作業を行っております!

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