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ファーストエアー株式会社のよもやま話~不具合の特徴~

皆さんこんにちは!

ファーストエアー株式会社の更新担当の中西です!

 

さて今回は

~不具合の特徴~

ということで、換気設備における不具合の特徴現場で注意すべきポイントを詳しく解説します。

 

近年、住宅・オフィス・施設の「換気性能」への注目が高まる中で、換気設備の不具合が室内環境に与える影響は無視できません。換気は空気の入れ替えを通じて、快適性・健康・建物保全に関わる重要な設備です。


◆ 換気設備における主な不具合の特徴

1. 風量不足・吸排気不良

  • 症状:窓の結露増加、部屋の湿気・臭いが取れない

  • 原因

    • フィルターの詰まり

    • ファンモーターの劣化や回転不良

    • 吸排気口の閉塞(外部ゴミ・虫の侵入)

2. 騒音・異音の発生

  • 症状:「ゴー」「キーン」といった連続音・異常音

  • 原因

    • ベアリングの摩耗

    • ダクトの共振・取り付け不良

    • 吸込口付近の異物(ビニール片など)

3. 臭気逆流・負圧障害

  • 症状:他の部屋やトイレから臭気が漏れる

  • 原因

    • 給気量と排気量のバランス不良(特に機械換気)

    • ドアの気密性過剰により給気不足

    • 給気口の閉塞

4. 換気停止・完全故障

  • 症状:スイッチを入れても風が出ない

  • 原因

    • 電源系統の断線・タイマー誤動作

    • 制御盤・リレーの故障

    • モーターの焼損


◆ 不具合が引き起こすリスク

リスク内容 説明
室内空気の質の低下 ホルムアルデヒド、二酸化炭素、粉じんの蓄積
カビ・結露の発生 湿気がこもることで建材や家具にも影響
感染症リスクの上昇 換気不良により空気中ウイルスが滞留しやすくなる
火気設備との干渉 給気不足による不完全燃焼や逆火

◆ 現場での点検・対応ポイント

✅ 1. 定期点検の実施

  • フィルター清掃:3ヶ月〜6ヶ月に1回

  • ファンの動作確認とベルトの張り点検

  • 風量測定器での吸排気能力チェック

✅ 2. 設計バランスの見直し

  • 給気と排気の適切な風量設定(全熱交換器の能力確認)

  • 居室ごとの用途と換気量の整合性確認

✅ 3. 施工上の配慮

  • ダクト接続部の気密確保(テープ・コーキング処理)

  • 異径接続・曲げ角度の調整で風切り音を防止

  • 点検口の確保によるメンテナンス性の確保


◆ 不具合を防ぐための注意点

項目 注意点
機器選定 使用空間の規模・用途に合った容量選び
フィルター管理 品質の高い交換フィルターを使用し、交換周期を守る
住まい手への説明 給気口のふさぎ禁止・運転の必要性を理解してもらう
機器更新時期 10年を超える設備は更新検討が望ましい

換気設備の不具合は、目に見えにくい分、深刻な問題に発展することがあります。とくに「空気の質」は健康や快適性に直結するため、日常のメンテナンスとプロによる点検が不可欠です。新築・リフォーム問わず、設計からアフターケアまで一貫した対応が求められます。

 

ファーストエアー株式会社ではより安全にお客様にお使いいただくために細心の注意をはらい作業を行っております!

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